はじめに

発売当初からタイトルが気になっていた一冊。

その中でも、読んでみて共感した部分を中心にまとめる。

目的

ソフトウェアアーキテクチャの目的は、求められているシステムを構築・保守するために必要な人材を最小限に抑えることである。
p.34

とてもいい定義だと思う。 原理原則に基づく議論に対して、具体的な指針を与えてくれる。

再構築

自信過剰による再設計は、元のプロジェクトと同じように崩壊する。
p.40

自信過剰による再設計というのがとても絶妙である。

再設計をするというくらいなので、一度失敗をしてるのであろう。 その瞬間に思いつくのは「目の前の課題に対応した設計」だろう。 ただ、再構築が必要ということはそもそもがイマイチだったはずなので、ガラッと変える必要があるのである。

このガラッと変える、が難しいのだなと感じた。