野球部とシステム開発

仕事選びに悩むあなたに向けて 野球部 部活動で野球部に入部したとする。 求められるものはたくさんある。 選手として練習をしないといけない。 監督は戦術を考え、マネージャーは練習試合の日程調整も必要だ。 選手について詳しく見てみよう。 ピッチャーとして投球の練習をしないといけない。 バッターとして素振りも必要だ。 また、アスリートとして筋トレやランニングも必要だ。 筋トレといっても、ベンチプレスも必要だし、スクワットもやらないとね。 システム開発 開発会社に就職したとする。 求められるものはたくさんある。 エンジニアとして開発しないといけない。 リーダーはリソースを管理し、マネージャーはプロジェクトのスケジュール調整も必要だ。 エンジニアについて詳しく見てみよう。 フロントエンドのモダンなフレームワークを学ばなければならない。 バックエンドのクラウドサービスの知識も必要だ。 また、エンジニアとしてコンピュータサイエンスの知識やヒューマンスキルも必要だ。 コンピュータサイエンスといっても、データ構造も必要だし、アルゴリズムも必要だ。 共通点 野球部の目標は大会で勝つこと。 同じ野球部員でも役職やポジションによって求められる能力も違えば、練習時間の使い方も違う。 システム開発の目標は利益を出すこと。 システム開発でも役職やポジションによって求められる能力も違えば、業務時間の使い方も違う。 エンジニアの学習について SIerでマネジメントスキルを磨くこと、これは野球部では監督の仕事をしていることとと同じ。 競技プログラミングの勉強をすること、これはベンチプレスで胸の筋肉を鍛えることと同じ。 大学でコンピュータサイエンスを学ぶこと、これはランニングで体力をつけることと同じ。 勉強会に参加して知識を得ること、これはテレビで野球観戦することと同じ。 仕事選びについて あなたは、選手としてピッチャーをやりたいのですか。 マネージャーとして練習試合のスケジュール調整をしたいのですか。 今の時間の使い方で、選手として活躍できますか。まずはボールに、触りませんか。

July 5, 2021 · 1 min · Katataku

4人目のレンガ職人

3人のレンガ職人という寓話がある。 https://www.total-engagement.jp/808/ とても違和感があるので、4人目を追加したい。 もう少し歩くと、別の男がレンガを積んでいるのに出くわした。 「ここでいったい何をしているのですか?」 旅人は興味深く尋ねた。 「レンガを積んでいるんだよ」 「大変ですね」 「大変だけどとても楽しいよ。 このレンガは最新のもので、旧来のレンガに比べて20%頑丈なんだ。 そしてこの積み方。最新の論文で提案された積み方で、それを試してしているのさ。 やってみると課題があるようだから、仕事が終わったらblogに記事を投稿しようと思っているんだ。 とても大変で忙しいけど、ワクワクが止まらないよ。」 旅人は全く理解できなかったが、楽しそうなのでそっと放っておくことにした。 要約するとこういうこと 1番目のレンガ職人:「レンガ積みに決まっているだろ」→特に目的なし 2番目のレンガ職人:「この仕事のおかげで俺は家族を養っていける」→生活費を稼ぐのが目的 3番目のレンガ職人:「歴史に残る偉大な大聖堂を造っている」→後世に残る事業に加わり、世の中に貢献することが目的 4番目のレンガ職人:「成果物に興味はないが、技術に興味がある」→手段が目的化しているが、幸せそう 4人目の生き方も悪くはないと思う。

February 3, 2021 · 1 min · Katataku